チェリストの独り言

音楽活動を通じての独り言を綴ります。

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誕生日


久しぶりの書き込みです。先日、誕生日を迎えてとうとう10の位が一つ増えました。音楽家としては、ヒヨッ子から少し成長できる年齢に達したかな・・という感じです。音楽には、その演奏者の人生経験や人柄が自然に表れると言います。技術ももちろんですが、人間性の向上もないがしろにしてはいけないと、一つ年齢を重ねて改めて強く思います。

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自然な弾き方

楽器を、チェロを弾くということは何か特別なことなのでしょうか?いいえ、そうではありません。チェロを弾くときの動作は、ほとんど人間が本来持っている無意識にできる熟知した動作なのです。例えば、ラジオ体操などで深呼吸するときの腕の動きを思い浮かべてください。あの、自然に動いている腕の動作こそ、ボーイングの基本です。身体の動きの原理は、日常の何気ない動作、歯を磨く、キャベツを刻む時、チェロを弾く時もまったく同じなのです。つまり、人の身体は動くべきようにしか動きません。これは真理です。楽器も同じ。ちゃんと鳴るようにできているのですから、鳴らないのは異常です。これも真理。自然に逆らおうとすると、弾けないどころか大きなしっぺ返しを喰らうことになります。関節や筋肉の痛み、苦痛・・・。ひどい場合には手を壊します。人間が本来持っている自然な身体の動きを確認しよう!日常の普通の動作を思い浮かべながら練習しよう!

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練習って??

こんな練習をしていませんか?例えば弾いていて音を外したとしましょう。その時に、外した音を探って見つけて、それだけで先に進む・・・。もちろん、正しい音を見つけたのですからそれでいいのですが、これは単なる確認作業です。実は本当に大切なのは、その見つけた正しい音をその前の音なり、前のフレーズなりから取れるようにすることなのです。練習という言葉の中には、二つの要素が含まれています。"理解"と"訓練"。上記の例で言えば、正しい音を見つけるのは"理解"です。その音を前から取れるようにするのが"訓練"です。どうでしょう? 理解だけで終わっていませんか?

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エンドピン

昨年、ソロや室内楽の仕事が多く、その練習の中で自らの音の改革に取り組んできました。12月のクリスマスコンサート、そして今年に入って行ったピアノトリオの本番で、その成果が少しずつ表れてきて嬉しく思っています。そんな中、昨今チェリストの間で話題になっているチェロのエンドピンを試してみたい衝動にかられ、使用している生徒さんのエンドピンをレッスンの時に借りては試してみました。材質に色々な種類があり、自分の楽器には合わないものもありましたが、たまたまある生徒さんが持っていた材質のものを取り付けてみたところ、とんでもなく音が変わってビックリ!その生徒さんは、今は別の種類のエンドピンを使用していて、試させてもらったものはもう使わないというので、それならば!とお願いして譲っていただきました。とにかくよく響くので、取り組んでいる音改革のためにも、もう手放せないアイテムになっています。この生徒さんに感謝!エンドピンは、大切なパーツです。数種類あるので、材質と自分の楽器との相性もありますし、また、すべての楽器の音が良くなるとは一概に云えないと思いますが、試してみる価値は十分あると思います。少しでもいい音を・・と貪欲になるのであれば、技術や理論ももちろんですが、道具の改革も必要なことなのかもしれません。

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アナログレコード

幼少の頃からレコードは大好きだったのですが、ここ2〜3年また頻繁に聴くようになってきました。ピュアオーディオの装置を整えたこともありますが、やはりアナログにはデジタルにない良さがあります。師匠のもうおそらく二度と手に入らないであろう秘蔵のレコードや、その他昔懐かしい名演を聴いて楽しんでいます。アナログのよさは、演奏者の生の音がリアルに想像できるところにあります。もちろん、それなりの装置で聴けば・・の話。でも、楽器の鳴り具合までわかるのです。つい最近、オッフェンバッハの二台のチェロのための組曲のレコードを手に入れました。ローラン・ピドウというチェリストの音がものすごく、聴きながら解説を読むと使用楽器はストラディバリウスと書かれてあり、納得。お相手のエティエンヌ・ペクラールも、決してへたくそではないのですが、楽器の質というのは恐ろしい!どうしても聴き劣りしてしまうのです。こと、チェロに関しては、私はその演奏者がどんな弾き方をしているのかまで聞き取れるのですが、無理なく鳴らしている時の音は、伸びやかで美しい!楽器が良ければ、良い奏法と相まって素晴らしい響きになります。今やアナログレコードは、愉しみと共に大切な研究材料になっています。

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